Nintendo Switchは、革新的なゲームコンソールであり、その特徴的なコントローラであるJoy-Conは、多くの人々に愛されています。しかし、Joy-Conのドリフトと呼ばれる問題に直面しています。この問題では、コントローラのスティックが自動的に入力を検知し、ゲームプレイの品質に悪影響を与えることがあります。幸いなことに、Joy-Conドリフトは比較的簡単に修理できます。この記事では、Joy-Conのドリフト修理の手順をステップバイステップで説明します。

ドリフト現象とは

ドリフト現象は、ゲームコントローラーのスティックが中立の位置にあるにも関わらず、自動的に入力が検知される現象です。つまり、プレイヤーがスティックを触らない状態でも、キャラクターやカーソルが勝手に移動してしまうことがあります。
さらに、スティックが意図する方向に正確に入力できない現象も、一般的にドリフト現象に含まれます。プレイヤーがスティックを特定の方向に倒しても、キャラクターやカーソルが予期しない方向に移動する場合、それもドリフト現象とみなされます。

対処方

まずはNintendo Switch本体を起動して

設定＞コントローラーとセンサー＞スティックの補正よりスティックを補正してみてください

軽度のドリフトは修正されます。

もし補正でも直らない場合は一度スティックの周りにエアーダスターを吹きかけてみてください。
よく、55-6などの潤滑油やパーツクリーナーなどをかけると直るなど有りますが他の部品が壊れてしまう為絶対やらないでください。

壊れる仕組み

スティックの中にはファイルムが入っておりこのフィルムと金属の当たり具合が変わることによって電気の流れ具合が変わりそれを感知してスティックの角度を検知しています。
故障の原因の殆どがこのフィルムの摩耗か底面の金属が曲がったことによりフィルムの接触が悪くなって起ります。
一部汚れなどの可能性もありますが殆どがこれなので対処方で直ることは少ないです。

対処方で直らない場合

任天堂の公式修理に出す

任天堂公式に出せば保証が残ったまま修理ができます。また、一部SNSの情報では無償で返ってきた場合もあるらしいので検討してみるのも良いかもしれません。(必ず無償で帰ってくることを保証するわけではありません)
公式の修理参考価格は2,200円となっております。

修理専門店に出す

修理専門店のメリットは早さです。交換作業は1個15分程度となりすぐに持って帰れるのがメリットとなっております。当点では修理価格は2,000円となっております。

メルカリなどフリマでジャンクとして出す

一番手間が掛かりますがスティックのドリフト程度の不良なら1,500～2,000円ほどで売れます。
修理価格と同じほどの差額を出せば新品を買えるので一つの手だと思います。

それでは以上を踏まえて今回の修理をやっていきましょう！

動作チェック

今回はスティックがニュートラルの位置で勝手に入力されてるのでは無く特定の方向に入れると入力が切れてしまうとのことでした。まずは動作確認をしてみます。

動画なのであっさり症状が出てますが出ない時は数分でません。こういう症状が一番ゲームプレイでストレスになります。補正で確認しても見つからないので、原因が自分のプレイスタイルの問題なのか、ゲームのバグなのかなど色々と考えられてしまいます。
大人からすると小さいお子様が言っていると気のせいじゃ無いと片付けてしまいそうですが、もしお子様がおかしいと言った場合はこの様にスティック補正を使って確かめてあげてください。
隠れたドリフトが見つかるかもしれません。

スティック交換

Joyコン自体の分解は難しく無いですし特殊な工具はY字ドライバーぐらいです。
気をつけることと言えば基板のラッチが小さくて繊細なので優しくラッチをあげてケーブルを外していきましょう。

動作確認

スティックの動作チェックをしっかりとしてご返却できました。

今回は修理自体は10分程度でしたが症状を確認するため20分ほど使いましたので計30分ほどでご返却できました。

まとめ

Joyコンのスティックはとても繊細で壊れやすいです。

海外の一部地域ではJoyコンのドリフト修理は無償で公式が修理するアナウンスもありましたが、日本はまだとなっております。
故障を防ぐためには普段のプレイスタイルでなるべく力を入れずゲームプレイをすることで故障の頻度を減らせます。また、力まずプレイすることを心がけることによってプレイの成績も良くなる可能性も出てくるので熱くならず楽しくゲームをプレイしましょう！