PlayStation 4(PS4)は、コンソールゲーミングの世界で非常に人気のあるプラットフォームですが、一部のユーザーにとってBLOD(ブルーライト・オブ・デス)と呼ばれる問題が発生することがあります。BLODは、PS4の電源ボタンを押してもブルーライトが点灯し続け、コンソールが正常に起動しない状態を指します。この記事では、PS4のBLODの原因といくつかの一般的な解決策について説明します。
BLODの原因
青い点灯が一瞬で消える場合
青い点灯が一瞬で消える場合はPS4が正常に起動すらしていません。
この場合は本体基板か電源ユニットの不良で正常に起動できない為起っています。電源ユニットの場合は交換や電源ユニットの修理などで復帰できるので症状としては軽度となり復旧率は高いですが、基板本体の故障の場合はCPUなど破損により重度の故障の場合もあります。
青い点灯がずっと続いて消えない場合
青い点灯がずっと続いてる場合はPS4が正常に起動しようとして何らかのエラーで起動が完了できない場合に起ります。
この場合はメモリの故障やPS4本体のSyscon内のデータが破損してる場合にも起こりえます。
メモリの故障の場合は壊れたメモリを交換することによって復旧できますがSysconのエラーが出た場合はSysconを書き換えるしかありません。
Sysconには特殊なプロテクトがありますが近年書き換えツールが普及してきて一部モデルは書き換えが可能となり復旧ができるようになってきました。
以上を踏まえて今回の修理をやっていきましょう!
故障箇所の確認
まず開けて目視で故障箇所の確認をするのですが、基板が見えるところまで分解した時点で焦げた臭いがしました。メモリの方を確認してみると一カ所真ん中が黒くなっているのがわかります。
確認の為に電源を付けると焦げたメモリだけ異常に熱を帯びています。
メモリの交換
まずメモリを取り外して再度起動をしてみて他のメモリが異常に発熱しないか確認後問題がないのでメモリを再実装します。
メモリを再実装後起動を確認してみます。
無事白ランプまで行き起動が確認できました。
組み直す前にCPUグリスの再塗布と清掃をします。
メモリシートが劣化してる物があったので交換ヒートシンクは埃が溜まっていたので綺麗に掃除しました。
これでまた数年安心して使えるでしょう。
今回の修理はこの機種のメモリの在庫が無かったため部品を取り寄せを含め7日ほどかかりました。
PS4の製造ロッドによって基板が微妙に変わりその都度メモリの型番も変わります、庫切れの場合は海外から取り寄せとなり少しお時間が掛かります。
まとめ
PlayStation4のBLODは軽度な物から重度の物がありますがBLODになったからと言って必ず直らないわけではありません。また、近年PS4のSysconの書き換えの研究も進んでおり全てのモデルでSysconの修復ができるようになる日も近いかもしれません。
PS5も安定して手に入るようになり移行が進んでおりますがPS4が壊れてしまうと移行するためのデータも取り出せないのでPSNなどに加入してセーブデータのバックアップを常日頃から取ることをお勧め致します。
Earth BoundではPlayStationの修理の他にNintendo Switchなど他のゲーム機の修理も受け付けております。
特に、Nintendo Switchは修理部品が豊富に御座いますので即日対応ができる場合が多いです。
「起動しない」、「充電ができない」、「ゲームカードが読み込まない」、「水没」、「画面を割ってしまった」など例を挙げたもの以外にも様々な故障にに修理対応致します。
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