3DSボタン誤反応修理

修理

3DSのボタンの誤反応や反応が鈍い場合は原因は様々あります。

  • ボタンの汚れ
  • ゴムパッドの破れや汚れ
  • 通電用のメタルステッカーの汚れや破れ

基本汚れが多いですが3DSが発売されてすでに12年近く経っています。
ゴムパッドの劣化での破れやメタルスシールの破れが出た場合は交換となります。

Nintendo 3DSは2021年3月31日に修理受付が終了しており専門店での修理のみととなっております。

それでは今回の修理をやっていきましょう!

動作確認

XとYのボタンの反応が悪いということでしたので動作確認をします。

Xは確認ができませんでしたがYを深く押すと誤動作してるのがわかります。

ボタンの戻り具合などは問題なさそうでしたのでゴムパッドは問題なく恐らく基板に貼られてるメタルシールの汚れが原因だと推測します。

分解修理

それでは分解していきましょう。
Nintendo 3DSは分解自体は複雑ではありませんがケーブルが繋がれてるラッチがとても小さくケーブルも細いです。
慎重に分解してきます。

基板を取り外してシールを剥がしてみると、やはり内部が汚れていることが分かりました。
ボタンの押下を検知する仕組みは、写真の金色の輪っかと内部の金色の〇が接触することで電気が流れ、ボタンが押されていることが認識されます。
この電気の通路は、剥がしたシールによって銀色の部分が形成され、その部分が電気を通す素材でできています。
通常は、銀色の部分はお盆状になっており、真ん中の金色の部分には触れていません。

ボタンを押し込むと、銀色の部分が平らになり金色の輪っかと〇が接触します。
しかし、今回の汚れのために電気が正常に流れない為、ボタンが誤って押されたり押されていないと判断する状態になっていました。

新品のシールに交換していきます。
今回は3DS用のメタルシールが在庫切れでしたが、Joyコンのメタルシールとの互換性があるのでそちらと交換します。
せっかく分解したのでボタンなどの清掃もやっていきます。
飲み物などのしぶきでここが汚れたりするとボタンがねばねばして戻りなどが悪くなります。

動作確認

組み上げ後は必ずテストプレイを致します。
Nintendo 3DSはNintendo Switchの用にボタンテストするメニューがありませんので手持ちのゲームで動作チェックをしております。
30分ほどテストプレイをして違和感も感じなかったのでお客様にご連絡して無事ご返却できました。

今回は修理時間が45分テストプレイに30分、計1時間15分ほどで修理完了となりました。

まとめ

今回はボタン修理で互換性のある部品もありましたので即日ご返却できました。
当店では3DSの依頼は少ないため手持ちの在庫が少ないです。
国内で手に入るパーツは多いですが交換する部位によって2,3日ほどかかる場合があります。
またパーツによっては中古を買った方が安い場合がありますのでその場合はお客様に修理より買い替えをご提示しております。
ダウンロードソフトをご購入してる場合はセーブデータが3DS本体に紐づけられるので本体の修理が必要ですが、ゲームカードを購入してる場合はセーブデータはゲームカード側に保存されます。

Earth BoundではNintendo Switchの修理の他にPlayStationなど他のゲーム機の修理も受け付けております。

特に、Nintendo Switchは修理部品が豊富に御座いますので即日対応ができる場合が多いです。
「起動しない」、「充電ができない」、「ゲームカードが読み込まない」、「水没」、「画面を割ってしまった」など例を挙げたもの以外にも様々な故障にに修理対応致します。

 

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この記事の編集者
修理担当
清水秀将

愛媛の片隅にある小さなお店ですが、他のお店に負けない努力を日々続けています。担当者はゲームやパソコンが大好きなので、修理だけでなく、ゲームプレイヤーやパソコンユーザーの立場に立った修理やアドバイスを提供することに心掛けています。

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