Nintendo Joyコンは多機能性とコンパクトなデザインの追及している為、しばしばトラブルを起こします。今回はJoyコンがNintendo Switch本体に認識されなかったり充電できない時の対処方法や修理事例をご紹介いたします。

Joyコンが本体に認識されない場合

Joyコンが認識されない場合本体側かJoyコン側どちらかの不具合になります。その場合は別の本体やJoyコンをご用意できる場合まずそちらを試してみてください。

Joyコンが他の本体では”認識される”場合

殆どの場合、Nintendo Switch本体のレールの汚れが原因です。まずはエアーダスターなどを使って汚れを飛ばしてみて、Joyコンを再度挿し直してみてください。それでも認識しない場合はレールの不具合になりますので、公式修理や専門修理店で交換を依頼してください。
レールは単体で簡単に交換できますのでお安く修理できます。

間違ってもレールの中に細いものを入れて汚れを掻き出そうとしないでください。中のピンが曲がったり最悪本体の故障に繋がります。

Joyコンが他の本体では”認識されない”場合

レール側とは異なり、こちらの接点は汚れによる認識の不具合が比較的少ないです。しかし、まずはエアーダスターなどを使って汚れを飛ばし、再度挿し直してチェックしてみてください。それでも認識しない場合は、Joy-Con側の接点に不具合がある可能性があります。
その場合は、公式修理か修理専門店で修理を依頼してください。

Joyコンの接点は「へ」の字状に並んでいて簡単に曲がります。このピンが曲がったりして認識しないことが多いです。また赤丸のところの配線が切れてしまう症状もあります。これはJoyコンがとてもコンパクトで配線がかなり限界まで切り詰められているためで、Joyコンを本体に挿して無理に力を加えることによって中の配線が引っ張られる切れるようです。
Joyコンの接点ピンも単体で交換できますので買い替えるよりお安く修理できます。

Joyコンがよく切断される

Joyコンを本体にさして上下に動かすと接続と切断が繰り返される場合は接続不良を起こしています。
これは汚れ・レールまたはJoyコンの故障の場合もありますがJoyコンのロック機構が削れてロックが甘くなってる場合にも起こりえます。

左が純正のロックで、右が当店で使っている金属製のロックです。純正のロックはプラスチックでできており、時間が経つと削れてしまい、ロックを下ろさなくても簡単に抜けるようになります。これが原因でJoy-Conが半挿し状態になり、切断と接続を繰り返すようになります。また、ロックが甘くなるとJoy-Conに対して本体が下にスライドする形になるので、落下の原因にもなります。ロックが甘くなった場合は交換をお勧めいたします。

基板の故障が原因の場合も

この場合、Joy-Conは他の本体で正常に動きます。ですが、故障した本体に挿した際に全く認識されず充電もできません。これは、ファン回りと電源を供給するICの故障で起こります。ファン交換だけで直る場合もありますが、基板修理の場合は公式修理ではセーブデータが初期化されるため、是非修理専門店での修理をご検討ください。

以上を踏まえて今回の修理をやっていきましょう！

Joyコンが認識しない故障【修理事例】

今回は、お子様が乗り物に乗りながら遊んでいた為、車酔いで嘔吐してしまい、吐瀉物が本体にかかってしまったそうです。すぐに電源をオフにして、吐瀉物がかかったところを逆さにしてくれた為、本体内には全く入っておらず、ヒートシンクが汚れた程度でした。

とても素晴らしい対応だと思います。水没などした場合の鉄則で即電源を落とすことはとても大事です。

Joyコンはスティック内に嘔吐物が残っていたのでスティックなど交換して対応、Joyコンのロックも甘かったのでロックも交換しております。

清掃後Joyコンを挿してみますが認識しませんでした。他の本体でJoyコンをテストしてみたところ問題なかったのでレール交換をして対応しました。
吐瀉物で接点が腐食してしまった為、接続不良を起こしたようです。