電機製品が水没した場合の鉄則は速やかに電源を切るです。もし電源が入ってなかった場合は心配だとしても電源を入れるのは絶対に避けましょう。ままた、一部の例外を除き、お米の中に入れたり乾燥剤の中に数日入れれば起動する場合もありますが、それに頼ることは希少であり運が良かったと思うべきです。最悪の場合は発火や爆発の可能性があります。また、水没したことによって内部で腐食が始まり後日修理不能な故障になるケースもあります。そうなると大事なデータなどを失う可能性が出てきますので、専門修理店などでメンテナンスまたは修理を依頼してください。

以上を踏まえて今回の修理をやっていきましょう！

修理の流れ

布団の上にお子様がSwitch本体を置いたままにしてたそうです。ご家族の方はそのまま布団を洗濯機に投入してしまった為水没したと、ご依頼を頂きました。

まずは、全部分解して基板を洗浄していきます。

洗浄・乾燥後はテスターで主要箇所のショートを確認していきます。特に問題が無かったので充電器を使って正常に起動するか確認後、電圧電流の値が正常だったので仮組みしていきます。

バッテリーもしっかり濡れていたので他のバッテリーを使って起動テストをしてみたところ液晶とタッチパネルもやはり故障していました。

リチウムイオンバッテリーは水没すると発火の可能性があるので交換、液晶パネルとタッチパネルを交換していきます。

交換後動作テストをして無事修理完了となります。

今回は乾燥なども含めて半日ほどで修理完了となりました。

今回は水没時に電源が入っていなかった事と、水没に気づいた後も焦らず電源を入れずにご連絡頂いたのが良かったので無事修理ができたと思います。

冒頭でも申し上げましたが水没させた際は焦らず、近くの修理専門店に持ち込んで清掃メンテを依頼してください。